クリスマスを彩るケーキ講座

小樽を舞台に、ペンションを営む姉妹とそこで働くことになったパン職人の青春群像劇『聖樹のパン』はパン業界のカリスマシェフが多数登場するマンガです。パンの本よりもマニアックな内容で話題です。
今回は第2巻に登場するシェフ3人によるリレーレッスンです。

聖樹のパンが誕生した経緯はなんだったんですか?

漫画のテーマを色々と模索している時に、友人が運営している地域活動支援センターのカフェでパンを販売している婦人と知り合いになりました。

その方が「あだちパン工房」の足立美奈子さんです。

パンは漫画のテーマとして面白そうだなと思い、パンを題材にした漫画が他に見当たらなかったので、その頃私に声を掛けてくださっていたヤングガンガンの編集者さんに「パンはいかがですか?」とメールすると「パン、いいですね! ぜひやってみましょう」と返事をくれたんです。

では、パンを調べてみようかと、足立さんにレクチャーをお願いしたのがきっかけです。

根気よく付き合って教えて下さった足立さんには本当に感謝しています。

パン作りに挑戦してみて自分自身が手際が悪く下手だったので、初めは下手なパン屋さんを主人公にして実験的に短期で掲載してみました。しかし、長期連載を目指すに当たって読者の皆さんの反応や、編集部の意見からプロフェッショナルなパン屋さんを主人公にする事に。そうして聖樹君の誕生となりました。

取材秘話があったら教えてください。

プロフェッショナルなパン屋さんという事で、それをどう表現して良いのか、特にファーストインパクトを読者にどう印象付けるかで困っていました。

何気なく手元にあった漫画「夏子の酒」をパラパラ読んでいたのですが、その第1話にヒロイン夏子が "利き酒" をする場面があって、これはプロフェッショナルだなと。これをパン職人で「小麦粉を舐めて品種を当てる」"利き粉"って出来ないのかな? と考えたんです。

小麦粉に関する知識も無く、ツテも無く、自分で調べるにも限界があって、ネットを調べていたら「コムギケーション」さんのWEBサイトに突き当たったんです。

事務局の電話番号が載っていたので電話をし、その際に紹介していただいたのが元江別製粉で役員をしていらっしゃった"小麦の伝道師"の異名を持つ佐久間良博さん(聖樹のパンのコミックの第1巻の推薦帯にご主演)でした。

そこから佐久間さんがたくさんのパン屋さんや業者さんを紹介してくださったんです。

お陰様で "利き粉" は形になり、そのインパクトで『聖樹のパン』は連載が決まりました。

佐久間さんの後押しがあって、作品に協力してくださる方の人脈も見る見る広がりました。

今回のハッピークッキングさんのイベントの企画も、講師として出演してくださるパン屋さんも全てこうしたご縁から繋がっています.

ありがとうございます。

  • DAPASDAPAS
  • BLUFF BAKERYBLUFF BAKERY
取材でご苦労されたことはありますか?

実は私自身、取材しながらストーリーを作る経験が乏しく手探りで、取材されるパン屋さん達も雑誌の取材は受けるけど漫画家の取材は初めて。質問する側も、される側もお互い手探りでした。なのでパン屋さん皆様にはご迷惑をお掛けっぱなしです。

まずはパンを作ってみることから始めましたが、最初はパンが出来るメカニズムも解っていませんでしたので、手際も悪く散々でした。初心者のくせに教本を見ながらバゲットに挑戦しなければならない必要に迫られ、生地がベトベトで手に負えなくて本当に切なく泣きそうでした。(笑)

今は食パンくらいは普通に焼けるようになり、不思議とお料理も上手くなって来ました。

これは予想外の収穫です。

  • DAPAS初めてブラフベーカリーに取材したときのメモ。
    「メモをとりながらなにがなにやらチンプンカンプンでした。(笑)」
聖樹のパン
聖樹のパン

雑誌ヤングガンガン(スクウェア・エニックス刊)にて連載中
http://www.square-enix.co.jp/magazine/yg/

和麦LABO
和麦LABO

http://www.comugication.com/wamugitop/

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